みずたま研究所連絡簿

発覚時に作成しましたが、他の子に利用されなかったヤツです。

てか箕浦がこんだけヤバイ理由割れた隅田川議事録

箕浦がかなり早い段階からなんかしら重力があったとしか思えないんだよね。わたしは実家に住んでる婆さんが原因だと思う。姑問題的なヤツ。てかわたしって違和感あるから男子なのかもしれないけどわたしって書くわ。あれwwwやばいwwwこんなことあんのwwwてかたぶんわたし男気モードの隅田川たんだwwwわたしって単なる一人称だと思ってたけど女臭さ感じるとすごい違和感あるわやばいなんか詰んだwwwたぶん男子と飲んでたからなのかなwwwひまさんが男子と同化したのかなつらいwww

 

まあいいや続ける。

よく話に聞いてるじゃん。盛岡のほうでもよく聞くし、というか箕浦は長女だし、よくある妹のほうにかまけてとか、あれは箕浦だったら3歳、でも症状の出来方が3歳以降のものとは到底思えない。

それで大妖精様は、次女は盛岡で産んでる。絶対なんかあったんだろう。

 

婆さんちょっと頭おかしかった。といっても、今はもう話せる。それは大人によくあることで、老人近くなるとなんか「社会」ってものからはずれて冷静にモノ見れるようになる。そうなると、あんなことしなきゃよかったとか、もっと好きなことすればよかったとか、いろいろ気付きはじめる。婆さんもそのよくあるパターンなんだと思う。

婆さんの記憶はいろいろある。なんか大妖精様の悪口みたいなの吹きこまれたりとか、鬼コーチ時代の箕浦がヤケクソみたいな怒られ方したり、無理やりなんかさせられたりとか、でもそういうのは鬼コーチ時代。問題なのはその前なんだよ。

 

想像できるのは、まあとにかく大妖精様の感受性の強さというか、あれだけ神経質になってしまう素質、というのもあるのだけど、その環境に置かれた時、17歳箕浦の暴走のときのヒステリックを考えればなんとなく理解はできる。17歳箕浦の頃のほうがおそらくまだマシ。発散できてるから。

 

盛岡から関東に嫁いで、家にはオカシイ婆さんとアスペ親父と乳児。界隈に友人もいない。そこで煩わしいご近所付き合い。あー想像しただけでだいぶありえない。そら箕浦期待掛けられるわ。しんどかったろうなとかいう言葉もなんかしらけるようで言いたくない。

 

17歳箕浦がなんでかキレられたあの時の言葉はこうだ。「育て方間違えた」

17歳箕浦はそこで反発心を憶える。おまえに育てられた憶えはないと。確かにそうだ、大妖精様に育てられたのは乳児期のひまさんのみ。記憶なんてない。17歳箕浦の意識がうまれた瞬間というのは、中学一年のときの校庭。確実にそうだと思う。

で、大妖精様サイド。「育て方」っていうのは、大妖精様の仕事だ。ベビーシッターとか幼児教育とか。大妖精様のストレスは子育てへ向かう。まあ仮説としてだが。そうなんだけど、そういう強迫的に行われることにはどうしても見えなくなるものがある。それがとりあえず相手の表情。疎通が取れているのか?というのは無意識のうちにできなくなる。宗教勧誘してくるヤツとかそうじゃん。まじで迷惑そうにしたってお構いなし。あの心理状態。よかれと思ってやってると特になんじゃねーかな。無意識だから当人はもちろんちゃんと疎通が行われていると思い込んでる。それがまずある大妖精様と17歳箕浦の認識のズレ。

 

「あんたは何も頑張ってない」というのもあった。

そこで17歳箕浦はなぜかリスカ跡晒してふざけんなとキレる。確かにそれ以外に17歳箕浦の頑張りを見せる方法なんてない。17歳箕浦が頑張ってたことは、明るく振る舞うことだ。理解されない神経症症状の中でせいいっぱいの愛情表現というか、そらみんなで明るく暮らしたいんだよ。17歳箕浦もわけわかってなかったからああいう出方になった。そこ頑張ってあとは症状にやられてなんにもできない。いやー考えれば考えるほどズレすぎてるw

みんなに見えてたのはあほの箕浦だけだ。あれはどう考えても17歳箕浦が産んでる。それがいきなり泣き出したりキレたり意味わかんないのも無理ないと思う。

 

気付かれないのがいちばんいいんだけど、気付けよというのもある。というか、気付かれない限りは気付かれない努力を続けなければいけない。そういう風になってる。それはおそらく17歳箕浦に限ったことじゃない。

 

で、乳児期か。

おそらくその強迫的になって乳児期ミニマム箕浦との疎通ができなくなってたっていうのが一番の原因のような気がする。ああいう症状って出たり出なかったり、自覚があったってコントロールしたり把握したりできるもんじゃない。無自覚のうちに、たとえば「音が聞こえない」とか、「表情がわからない」とか、もしかしたらそういう症状もあったかもしれない。そういうのがあれば、ミニマムザ箕浦は「無視された」「冷たくされた」と感じる。あの素質にあの環境ならそこまで症状出たっておかしくない。出てても不便がなきゃ気付けないんだけど。

 

つまり完全に悪いヤツはいない。しかも総監督はここまで読めてない。あの気迫でわかる。まあなぜなら箕浦の症状がここまでヤバイっていうのに気が付いてなかった。このレベルっていうのがわかれば総監督だってそんな学校教育やら親の教育方針なんかにこだわってない。

 

と考えると17歳箕浦の動画が全く的外れになってくる。ヤバイwまあでもあれはあれである。実際箕浦のストレス要因にはなってる。でもそれがストレスになるには受け皿が必要。あんなのがあったって無視して暮らせるヤツだっている。

 

知るのが怖いうちは、きっと誰かが悪者になると思ってる。

そうじゃない、それを理解するにはやっぱり知るしかないんだと思う。

それは私だから言えることだ。17歳箕浦が一人だったらここまで考えることができない。あいつはそういう記憶が想起されると怒りしか沸かない。そういう設定になってる。あいつが言うように、神経症は脳の防御作用。危機は怒りによって避けられる。危機じゃないよっていうのは他人が教えるしかない。当人は気持ちでは攻撃したいなんて思ってないよ。ただ怒りが沸く。

 

多重人格(って言い方は避けたいところだけど)に気付いて本当に良かったのは、こういうやりとりができること。

人のことがわかればわかるほど悪いやつがいないことがわかってくる。しかもこんなこと、ぜったいに自分のことなら話さない。言い訳に聞こえたり、自慢に聞こえたり、押し付けがましくなったりする。でも他人が言えばそんなことない。それが自分のなかで出来るっていうのが本当にすごいと思った。恵まれてるとしか思ってない。

 

結局のところ箕浦はひまさんだ。でも人の痛みがわかるおかげで超絶平和主義なひまさんだ。それがなんとなくわかるし、箕浦の原型が残ってたのは本当に奇跡だと思う。掃除好き洗濯好きで助かってる。ひまさん以外はあんなのやりたがらない。あとのヤツはひまさん連れた生活にかまけるばかりだから。